お台場の企画展「The NINJA」で変な忍者と修行してきたよ(1/3)

企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」てなんじゃ?

7月に入り、夏休みまであと少し! 良い子のみんなは楽しみだろうけど、つらいつらい自由研究が待っていますね。

でも今年は大丈夫。 なぜならお台場にある日本科学未来館に行けば、忍者展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」に自由研究ネタがいっぱいあるからです!

7月2日〜10月10日まで開催されているこの忍者展。

なんと三重大学の全面的バックアップにより古文書からの史料研究を総動員させ、さらに日本科学未来館の最新の科学的根拠を組み合わせた「忍者の歴史×最新科学」で忍者の真実を浮き彫りにするものであります。

そこから見えてきたものは、忍者の多種多様な知識や知恵。 夏休みがない大人の方にとっても、このつらいストレス社会を乗り切るためのヒントがいっぱい詰まっています。

そんなワクワクせざるをえない忍者展に行ってきましたので、内容の一部をレポートしたいと思います。

強力(?)な助っ人「忍者増田」と行く忍者展

とはいえ「本当に展示内容が忍者の真実なのか?」はNinjack編集忍ひとりでは判断しかねます。

ということで、フリーライターとして活躍している忍者増田さんと一緒に行って、諸々解説やコメントをいただきながら展示を回ってみることにしました。

主にゲーム系書籍で活躍するフリーライター兼自称忍者。茨城県出身。2008年3月29日に滋賀県甲賀市で行われた忍者検定では6位に入賞。なぜかいつも忍者の格好で取材をすることで有名だが、決して覆面はしない忍ばない忍者である。最近ようやく忍者服を着て人前に出るのが恥ずかしくなってきたらしい。得意忍術は「顔芸の術」。

自称忍者の忍者ライターの方ですから、きっときっと忍者展でも説明しきれない裏話が聴けたり、修行体験があればすべて余裕しゃくしゃくでこなしてくれたり、忍者展を3倍くらいは楽しませてくれることでしょう!

拙者がいればもう大丈夫。忍者展は行ったこともないし関わってもないけれど、お主は楽しく回れることだろう。たぶん。

では早速いきましょう〜!

・・・何やってんすか?

こいつがイメージキャラクターの1人「シンノスケ」で精神が強い「心の忍者」なのだ。この忍者展は「心」「技」「体」を極める修行ができるようになってるのでござる。まずはシンノスケの心になりきるために同じポーズをとっている。邪魔しないでくれまいか。

…そうですか。すみませんでした。。

こうして数分間待ったあと、僕らはやっと入場口にまで辿りつくことができました。

大人忍者1枚お願いするでござる!

それでは参るでござるよ!

「・・・なんか変なのが来た」と言わんばかりに、お姉さんの顔が強張ります。

受付のお姉さんの苦笑いが止まりません

忍者関連の情報がぎっしり詰まった新聞も入り口で配っていました。

なぜかカメラ目線で賞状をもらったみたいにする忍者増田。こちらのお姉さんの苦笑いも一向に消えることはありませんでした。

この先の忍者展、この人と一緒で果たして大丈夫なのか不安になってきたのは言うまでもありません。

圧倒的な資料の数「忍者研究室」

いよいよ忍者展の第1ステージ、忍者研究室へと入っていきます!

忍者資料室の膨大な二次資料!

そこに広がっていたのは・・・

数々の忍者資料たち!

なんと忍者漫画や小説、解説書などの二次資料が約750点もずらりと並んでいるのです!

拙者の忍者のバイブルは白土三平でござるからな。やっぱ忍者はこれだよね、これ。

これだけいっぱいある資料の中で大したコメントも得られませんでしたが、実際サスケのアニメのオープニング口上を空で言えるくらい、かなりの白土三平ファンらしいですよ。

漫画ばかり見てブツブツ行っている忍者増田を差し置いて、二次資料の豊富さには圧倒されます。

こんな書庫が自宅にあったら幸せで一生忍んでしまいそうですね!

貴重な忍者が書いた古文書!

次に待っていたのは忍者達が書き残していった古文書です。

あの三大忍術書の「萬川集海」も「忍秘伝」も「正忍記」も、一次資料がたくさん並んでいます!

撮影は禁止だったので載せられていませんが、ある忍者がある忍者に宛てた門外不出の書状も展示されていました。

しっかり目に焼きつけとこうと古文書をずっと眺めていると・・・

忍者増田も珍しく真剣に展示パネルを読んでいました。

なんで忍びの上手11人に拙者の名が入ってないんだろ。あとで主催者に言って付け足しといてもらいたいところだね。

絶句することしかできませんでしたが、なんかもう逆に忍者増田も偉大な忍者として将来名を残すような気すらしてしまいました。

いよいよ忍者修行!心技体を極めろ!

真実の忍者とは何か。

それは常日頃からを鍛え、を極め、を磨くことを怠らずに己の能力を最大限に高めた者どものことを言います。

そんな真実の忍者たるべき心得が記されたここはプロローグの間。

これを守っていれば強い忍びになれそうな気がしてきます。

まぁ、すでに拙者は真実の忍者だからなぁ。

え、では真実の忍者としてこれらの言葉が意味すること、わかりやすく体で表現してもらってもいいですか?

お安い御用だね!

というわけで一部だけですが、真実の忍者の心得を忍者増田さんに教えてもらいましょう!

耐えざるものは忍者にあらず

耐えきれてない…

水のようにしなやかに

顔だけしなやかじゃない…

秘めたる意思を持て

秘めてる意志が怪しそう…

生きて生きて生き抜け

松岡修造か…?

みなさん覚えられましたか?

他にも大事な心得がたくさん記載されているので、忍者展に行かれたらこんな風にふざけないでしっかりと頭に焼き付けてくださいね!

そしていよいよ忍術修行のはじまりです。

爺さん忍者から修行の説明がなされます。

いよいよだな…すぐに行くから待ってろよ!

どこに行こうとしているのかわかりませんが、まずは体を鍛える修行のようです。

STAGE 1. 体をきたえよ

忍者は素早く無駄のない動きを身につけていました。

このステージでは古武術として現代に伝わる忍者の効率的な動きや、忍術書や口伝で伝わる忍者の修行方法が紹介され、そのいくつかを実際に体験できます。

ふむふむ…どれもやったことのある修行ばかりでござるな。まずは忍び足がなんたるかを見せてやろう!

「忍」〜音を立てずに歩け!

足を高くあげてつま先から差し入れる「忍び足」が体験できるこの忍足体験ブース。

一定の重さを超えてしまうと横にあるランプが光ってしまいます。

さぁ、それでは忍者増田の挑戦です。

すみません、これランプ光ったらどっかから攻撃されたりしないですよね?大丈夫ですよね?自分痛いの嫌なんですよ。

忍者だったら見つかったら終わりですが、今回は大丈夫だということを聞いて安心したビビりの忍者増田は意気揚々と忍び足ブースにとりかかりました。

なんか知らぬ間にこんな忍者が自分の家に忍び込んでたら1.5倍くらい腹が立ちそうですが、これも忍者増田の忍術なのでしょう。

なかなかどうしてさすが忍者ですから、ランプを光らせずに順調に渡っていきます。

あ…

ピローン

やってもうたー!

本当に慎重にやらないと難しい忍び足ブース、結構白熱しますのでみんなもチャレンジしてみてね!

▼変な忍者修行第2弾へ続く・・・

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