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どんな気持ちで忍び入ろうか?「しのびに行く人心得の事」|軍法侍用集vol.4

どんな気持ちで忍び入ろうか?「しのびに行く人心得の事」|軍法侍用集vol.4

江戸時代に書かれた侍たちのマニュアル「軍法侍用集」の忍者関連記述解説シリーズ。

前回は軍法侍用集の記述から、忍者となって忍び活動を行うのに向いている人について解説してみました。

見習い忍者

知恵と記憶力とコミュ力が大事ってのはわかった!じゃあ実際に忍び込みに行く時ってどんな気持ちで行けばいいのかな。もう死んでもいい覚悟なのか、危なくなったら逃げるのかとかいろいろあると思うけど…先生、教えてください!

みなさんも忍者なりたての頃はこんな風に迷った時期もありましたよね!

ということで次の軍法侍用集の教えを見てみましょう!

名を惜しみ、命も身も捨てるべし!

いざ忍びに行こう!と思った時、果たしてどんな気持ちで、どんな心構えで行けばよいのでしょうか。

忍者といえば「音もなく匂いもなく智名もなく勇名もなし」と言われますが・・・

第四、しのびに行く人心得の事

しのびに行く人は、第一命すてて名をおしみ、忠をつくして身をすつると心得、万事に手軽く拵へべきなり。

from 戦国武士の心得(ぺりかん社)

意外や意外、ここでは武士と同じように「命を捨てて名声が傷つくのを恥と思い、忠義を尽くして身を捨てろ!」とあります。

忍者たるもの自分がやったことを自慢することなく、名声が傷つこうが何であろうが任務をまっとうすることこそが使命だと思っていましたが、軍法侍用集では「武士らしくあれ」と言っているんですね。

忍びの役割を担う者は何も農民だけというわけではなく、武士階級の人も忍び入って情報をとってくる役割の人はいました。

彼らのことを「忍士(しのびざむらい)」なんて言ったりもしますが、いずれにせよ主君のために命を捨てて任務をこなすという点は武士も忍者も変わらなそうです。

名を惜しむという点は、例えば実際に敵地で遠くから敵に見つかったときに

さむらい

やい、そこの曲者め!どうせお前の家は盗人の家系なんだろ!この卑怯者!正々堂々と勝負せい!

とか言われてカチーンときて

見習い忍者

なんだと!?拙者の家は清和源氏の流れを汲む由緒正しき家柄であるぞ!今そちらへ行くから尋常に勝負じゃ!

ということをやれ、というわけではなく、おそらく自らの名に恥じるような事はするなという意味でしょう。

見習い忍者

任務勢いで引き受けちゃったけど、やっぱりこの任務危険だなぁ…行ったフリして適当に城の見取り図書いてごまかしちゃおっと…

的なことをすると忠義も果たしていないし、そういうのは恥ずかしいことだからやめよう、ってことなんだと思います。

あくまで心構えですから、それくらいの気概を持って任務にあたりましょうね、という大事なことを教えてくれていますね。

やっぱり大事な臨機応変さ

そして「何事にも手際よく対応できるように準備しておくべきである」とも書いてあります。

やはり忍者は任務に入る際、事前に様々な事態を想定してあらゆる準備をしておくことが大事だったのでしょう。

忍者が任務に赴く際の心構えをまとめると、以下のようになりますね。

心持ちとしては「怪我したって死んだっていいから主君のために仕事をやり遂げる!」と思いながら、実際はそうならないようにあらゆることを想定して準備万端にしておく。

ハートは熱く、頭はクールに。

これぞ忍者のプロフェッショナルな心得そのものではないかと思うのは僕だけでしょうか。

この心得はぜひとも見習いたいものですね!

Ninjack編集忍 嵩丸

なお、記述に対する解釈は筆者の読解力不足により誤っている可能性もありますので、そこのところは多めに見てください。すみません…。

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