2019年 Ninjack 忍者ニュースランキング!

元号が令和となった2019年。

もはや今年はほとんど記事を書けていないNinjackではありましたが、裏では様々なニンジャデキゴトが目白押しでした。

ということで恒例の1年の忍者ニュースを振り返る「NINJA News Ranking 2019」のスタートです!

※ランキングの順位はより忍者界の盛り上げに貢献した順として、Ninjack編集忍の独断と偏見により決めておりますのでご了承ください。

10.伊賀の上野市駅が”忍者市”駅に

今年の2月22日の忍者の日に、忍者の聖地・伊賀がやってくれました。

伊賀上野城や伊賀流忍者博物館の最寄り駅である上野市駅が、なんと「忍者市駅」になったのです。

同時に伊賀鉄道伊賀線は「伊賀鉄道忍者線」に。

正式名称としては上野市駅のまま、愛称として忍者市駅を看板に掲げたということですので、これからどこまでこの愛称が広まっていくかが見ものですね。

「じゃあ学校終わったら忍者市駅に集合ね!」なんてワードが飛び交う日を心待ちにしています!

9. 小田原の歴史見聞館が「NINJA館」に全面リニューアル

photo by odawaracatsle.com

これまで小田原城のふもとで歴史展示を行っていた「小田原城歴史見聞館」が、4/20に風魔忍者をテーマにして「NINJA館」として全面リニューアルしました。

受付で密書カードをもらい、アトラクションや謎解きをこなしながら、暗号を解読していくお子様には楽しい施設です。

しかも子どもの入場料100円はめっちゃ安いので、ぜひお子さんとNINJA館に行って楽しんでみてはいかがでしょうか。

個人的には館内に隠れている「デブ忍者」の絵がツボだったので探してみてくださいw

今年もインバウンドを狙ってか、小田原以外にも浅草や大阪、北海道などにたくさんの忍者施設がオープンしました。ぜひ足を運んでみてください。

8. 「ニンジャトレーナー」ほか忍者トイが続々発売

image by ninja-trainer.com/

6月に満を持して発売されたダーツライブ社の「ニンジャトレーナー」。

川上仁一先生監修の手裏剣大会と同じ形状の手裏剣で、なんと家でも安全に手裏剣打が楽しめてしまう忍者ファンが待っていた手裏剣玩具が登場しました。

今ではどの忍者イベントでもこのニンジャトレーナーで体験させている様子を見るほど、忍者界の手裏剣文化に衝撃と革新を与えた忍具です。

なんと来年にはデジタルダーツ機のような「ニンジャトレーナーアーケード」がいよいよ発売されるようです!日本中で手裏剣を楽しむ時代がすぐそこまで来ている!

今年は三輪車メーカーのアイデス社が忍者スポーツトイシリーズを発売するなど、忍者玩具界隈が盛り上がった年だったと言わざるを得ませんね!

7. 忍者学授業のレポートを「あぶり出し」で提出

photo by bbc.com

日本でも話題になりましたが、世界中で一躍注目を浴びたのが三重大学での「あぶり出しレポート」でした。

これは三重大学人文学部1年の羽賀英美さんが、忍者学の授業レポートを白紙で提出したところ、なんと火であぶり出すとそこにレポートが読めるようになっていたというもの。

世界各国でこのニュースが報道され、忍者学ならではの非常にユニークな切り口が話題を呼びました。

この発想と実行力…!本物の忍者だぜ…

6. 「SEKIRO」圧倒的難しさにゲーマーが撃沈

photo by sekiro.jp

3月にPS4などで発売されたフロム・ソフトウェア社発の忍者ゲーム「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」。

忍殺などのシステムも一部取り入れた天誅ファン待望の忍者ゲームでしたが、発売後のSNS上では「難しすぎる…」というプレイヤーからの阿鼻叫喚が連日のように流れていました(笑)

今年発売された世界中のゲームで最も優れた作品に贈られる「Game of the Year)」を受賞するなど、今年ゲーム全体を見渡しても最高のゲームだったと言えるでしょう。

本当に難しすぎて世界中で「イージーモードを作るべきでは?」などの難易度論争が行われたようです…

5. 「忍秘伝」現代語訳刊行 三大忍術書が揃う

誰が言ったか、日本には「三大忍術書」というものが存在しているのですが、そのうち『万川集海』『正忍記』は現代語訳が出版されていました。

そして忍者ファンが待ちに待った最後の1冊、服部半蔵が記した『忍秘伝』が中島先生の現代語訳と解説で国書刊行会から遂に出版されたのです。

レビューはNinTubeで取り上げておりますのでお時間あればご覧ください!

三大忍術書のほかにも面白い忍術書はたくさんあるので、いつか全忍術書が現代語訳されればいいなぁ。

4. 第10回手裏剣大会で18歳の最年少忍者が優勝

photo by shuriken.iganinja.jp/

今年で第10回を迎え、伊賀上野観光協会主催としては最後となった「伊賀流手裏剣打選手権大会」。

栄えあるこの記念すべき大会を優勝したのは、若干18歳の弥圓佐助選手でした!

彼の優勝までの道のりはNinTubeでドキュメンタリーにしているので、よろしければぜひ!

第11回大会の本選大会は2020年の2月1日・2日に伊賀で行われるよ!

3. 伝統的な忍術が習える「忍道」がスタート

photo by nin-do.jp

日本忍者協議会が川上先生と山田先生を監修陣に迎え、伝統的な忍術を習い段位を習得できるプログラム「忍道」をスタートさせました。

全国の忍者道場とも連携し、陰忍コースという実技指導が始まっています。

まだ始まったばかりで陽忍コースは予定よりも遅れているようですが、古来の忍者の伝統を残していく価値ある取り組みなので、しっかりとじっくりと継続していただきたいところですね。

2. 戸隠流忍術の35代目後継者が決まる

photo by ameblo.jp/haiyuu-takumi/

12月に飛び込んできた衝撃のニュースは、世界に多くの門人を抱える戸隠流忍術宗家が代替わりしたという文言。

昨年インタビューさせていただいた初見良昭先生から、筒井巧氏が戸隠流忍法三十五代宗家を受け継がれたのです。

なんとこの方は30年前に放送された「世界忍者戦ジライヤ」という特撮作品の中で、主人公・山地闘破を演じた筒井巧さん。

作中で初見良昭氏演じる山地哲山が彼に戸隠流忍術を受け継いだのですが、それが30年後になった今、現実になったということで世間を騒がせました。

今後戸隠流忍術がどんな展開をされるのかは未知ですが、注目していきたいところですね!

1. 漫画「落第忍者乱太郎」の連載終了…

そして何といっても2019年最大の衝撃は、朝日小学生新聞にて33年間に渡って連載していた「落第忍者乱太郎」が終了したことでしょう。

コミックスのシリーズ累計発行部数は65巻までで940万部。

根強い人気を誇っていたご長寿忍者マンガが、惜しまれつつ幕を下ろしました。

こんな日が来てしまうとは・・・何事も永遠というものはないのですね…。

今後は2020年4月以降、「今昔物語」「宇治拾遺物語」などの古典作品の魅力を、乱太郎たちを案内役に伝えていく新連載がはじまるようなので、これも楽しみですね!

2019年まとめと2020年展望

2019年のニンジャデキゴト、皆様の思い出に残っているものはありましたでしょうか?

なんとなく去年や一昨年から比べると、爆発的大人気忍者施設や大ヒット忍者作品、大規模忍者イベントが出てくる勢いが鈍ってきたかなーという印象です。

ただ、ここには載っていなくても小さくても確実にいろんな種まきがなされているような気もしています。

2020年はいよいよオリンピックイヤー。いろんな忍者達がこの年に向けて準備していたはずなので、来年に見事花咲くことができるのでしょうか?忍者にとっての2020年、大変楽しみですね!

来忍もどうぞよろしくお願いいたします!

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