今回は、忍者好きなら絶対に読んだ方がイイ漫画「曇天に笑う」をご紹介したいと思います!
曇三兄弟とそれに仕える忍びの大蛇退治の物語
時は明治11年。 士族の反乱で犯罪者が増える一方だった世の中で、明治政府は琵琶湖のど真ん中に「獄門処」なる絶対脱獄不可能な監獄を作りました。
監獄へと船で犯罪者を護送するのは、曇神社の「曇三兄弟」。
頼れる長男の曇天火、やんちゃな次男の曇空丸、甘えん坊の曇宙太郎は、日々犯罪者を獄門処へ送り届け、時には途中で脱走した者を懲らしめて生活しています。
この時、滋賀の大津は300年に一度の長期の曇り空に見舞われていました。
この曇り空が訪れる年には、世にも凶悪な怪物・大蛇(オロチ)が復活し、人々に災いをもたらすと言い伝えられています。 この大蛇を巡って、曇三兄弟が運命の渦へと飲み込まれていくお話です。
大蛇を追う者、大蛇の器となる者、大蛇の器を狙う者、大蛇復活を願う者、ただ操られる者・・・
それぞれの思惑が複雑に絡み合い、魅力的なキャラクター達が大蛇を巡り手を組み、対峙します。
政府の特殊部隊や警察、陰陽師や式神、極悪犯罪人などそのキャラクターは様々。
とにかくストーリーとしても面白いですし、何と言っても絵が綺麗すぎます。 これはぜひ一度読んでみていただきたいです。
風魔一族の「金城白子」がカッコよすぎる!
この作品の鍵を握るのは、何と言っても風魔一族です。
傷だらけのところを曇天火に拾われて以降、曇家に仕えている金城白子は風魔の一族の忍び。風魔一族は髪が白く、眼が紫なのが特徴で、任務のためなら冷徹に残虐に事を成す一族です。
が、曇三兄弟の優しさに触れてからというもの、大変心穏やかで頼れる曇家の忍びとなりました。 空丸が獄門処に侵入し帰れなくなった時も、忍び装束を着て、命を張って助けに行く金城白子の姿は「カッちょええ!!」以外に言うことはありません。 元風魔一族でなんでも頼れる最強の忍び、ここに極まれり!といった感じですね。
金城白子以外にも風魔一族の忍者たちが登場しますが、他の風魔一族との接触が増えるに連れて、次第に彼の過去が明らかになっていきます。
もうですね、もう「これぞ忍び!」と言わんばかりの最高のどんでん返しの展開も待っています。 ぜひ風魔一族・金城白子の頼れる活躍を楽しんでみてください!
2017年に福士蒼汰主演で実写映画化!
2017年にはなんとあの「踊る大捜査線」のメガホンもとった本広克行監督で実写映画化されることになりました!
主演は福士蒼太で雰囲気ぴったりな感じがしますね。 きっとイイ映画になると思いますので今からめっちゃ楽しみです!
そして注目の金城白子役には桐山漣が大抜擢! 果たしてどのような風魔の忍びを演じてくれるのでしょうか? 他の風魔忍者たちのキャスティングもこれから気になるところです。
「曇天に笑う」は鍵を握る忍者の活躍もそうですが、全体的に兄弟愛や正義とは何か、責任感と背負うモノについて考えさせられる内容になっています。 ぜひまずはコミックで読んでいただき、来年に映画でその実映像を楽しみましょう!
世界各地で活躍する諸将の皆様へ、Ninjack.jpを通じて各地の忍者情報を密告する編集忍者。忍者に関することであれば何でも取材に馳せ参じ、すべての忍者をJackすべく忍んでいる。