地元三重の忍者文化を未来に引き継いでいきたい 〜元SKE48「竹内舞」〜

もうすぐ公開の「NINJA ZONE 〜RISE OF THE KUNOICHI WARRIOR〜」。

坂本浩一氏を監督に擁し、忍者を始めとした日本のPOPカルチャー要素をふんだんに詰め込んだ独特な世界観を楽しめる本作は、忍者界にとっても注目の一作です。

そんな注目の忍者ステージに出演する元SKE48の竹内舞さん。 竹内さんは三重県出身で、伊賀流忍者の萌えキャラクター伊賀嵐マイちゃんのイメージソングやアニメのキャラクターボイスを担当されている忍者界には造詣の深いアーティストです。

竹内さんの伊賀嵐マイちゃん事情やNINJA ZONEの忍者役についてお伺いしてみます! すべての忍者をJackするNinjackのインタビュー企画「Nin-terview」第43弾をお楽しみ下さい。

地元伊賀の忍者に殺陣を習う

うわぁリアルマイちゃんだ!まずは伊賀嵐マイさんのお仕事はどういうきっかけだったのか教えて下さい。

竹内舞: マイちゃんをご存知とはありがとうございます!

前にセクシーすぎて志摩市の非公認になった海女さんの萌キャラ「碧志摩メグ」ちゃんを作った会社さんがあるのですが、伊賀市長さんから「うちでもキャラクターを作って欲しい」という話になって、伊賀流忍者萌キャラの「伊賀嵐マイ」ちゃんが誕生しました。

そのキャラクターをもっともっといろんなところでPRしようということで、SKE時代に三重県出身の私にお声がけをいただいたんです。地元でのお仕事はあまりなかったので、もっと地元に貢献していきたいと思ってマイちゃんと一緒に活動させていただいています。

クラウドファンディングでPV制作費を集めてましたよね。ちょうどこの8月にもうすぐ公開されるということで楽しみにしています。

竹内舞: そうなんです!マイちゃんが動いてましたよ!強そうでカッコいい忍者の動きをしているので、リアルマイも頑張らなきゃなと思っています(笑)

動きといえば伊賀のアクション集団「羅威堂」さんに殺陣習ってましたよね。ショーの動画を見ましたが足とかスゴイ上がっていて凄かったです!

竹内舞: いやいや、もう勢いですよ(笑)ぜんぜん私も殺陣をやったことがなくて、ずっと「さつじん」って読んでたくらいです…。

伊賀嵐マイちゃんのお仕事の最初はイメージソングを作るということになって歌ってたのですが、映像で見ると「私すごい仁王立ちだな」と思いまして。忍者のお仕事に携わるのなら殺陣も勉強したいと考え、せっかくなら地元の羅威堂さんに習いたいと思って指導をお願いしました。

最近はあまり行けてないのですが、何時間もかけて伊賀まで行って稽古をつけていただきましたね。そんなきっかけがあって、羅威堂さんと歌と殺陣のコラボレーションステージができたのはすごく良い経験でした。そのおかげで今回の舞台もお声がけいただいて、やらせていただいています。

生まれて初めての恋愛シーンに挑戦

NINJA ZONEでの役柄について教えて下さい。

竹内舞: 「翠嵐」という忍者の役をやるのですが、一番女性らしくて、恋する乙女といいますか少し大人な女性の役ですね。物語の中では非常に重要な役回りをいただけて嬉しく思っています。普段は伊賀の忍者として伊賀嵐マイちゃんをやっているのですが、今回は甲賀忍者になっています(笑) 周りを明るくするとかこの子がいるだけで穏やかになるとかそんな部分は翠嵐でも伊賀嵐マイでも一緒な気がしています。

今回も殺陣はあるのでしょうか?

竹内舞: ありますね!劇中のアイドルグループ「ブラスティングガール」のメンバーの中でも、実力としては強い役なので見せ場が多いです。主人公のさくらちゃんを守る結構重要な役割を任されてしまったので頑張らないといけないんですよ。

殺陣がやっぱり一番難しくて、戦うよりは強く見せなきゃいけなかったり、刺さってるように見せるなど、力加減が難しいですよね。

でもちゃんと伊賀で学んだことは活かせていると思います。アクションされている方はたくさんいるので、埋もれないように頑張っています!

竹内さんのお得意の歌やダンスも見られるのでしょうか?

竹内舞: 今回オファーいただいたときは歌やダンスがあるとは知らなかったんです。アクションだけかと思っていましたが、台本を見たら「あ、歌うんだ!踊るんだ!」と。歌って踊ってお芝居して殺陣をするので、好きなものがたくさん詰まった作品なので嬉しいです。

また、今回の私の見どころはもうひとつあります。

一人の男性と恋をするシーンがあるのですが、恋愛なんて生まれて初めてなので難しいです・・・。ファンの皆様には絶対今まで見せたことの無い竹内舞が見せられると思います。目をハートにして頑張ります!「こんな顔するんだな」ってびっくりさせたいです!

舞台全体としての見どころはどこになりますか?

竹内舞: NINJA ZONEは今までにないような作品だと思うんです。2.5次元とか時代物、SF系が全部まとまったような世界観。内容は内容で素敵なのですが、お芝居が好き、アクションが好き、忍者が好きなど、どれか一つでも好きな要素があれば、誰でも楽しめるものだと思います。ショーにも近いのかな。ライブが好きで何度もライブ通っちゃう方でも、何度見ても楽しめますよ。

忍者が今後も繁栄していけたら

竹内さんにとって忍者とは何でしょうか?

竹内舞: 地元の未来です。三重もやっぱり都会ではないので人も少ないけど、忍者が生まれた地であり、忍者も手裏剣も世界共通で通じるワードですのでこの地域に残る文化を大切に引き継いでいきたいと思います。そのきっかけの1つに私がなっていければ素敵だなと思います。そんな小さな事が繋がって繋がって、三重県や忍者が未来に向けて繁栄していけたら最高です。

そんなこと聞いたら三重県も伊賀もすごく喜ぶと思います!

竹内舞: 観光大使のお声がけ、いつでもお待ちしております!(笑)

最後に読者の方にひとことお願いいたします!

竹内舞: 演技経験は少ないのですが、歌、ダンス、殺陣、お芝居、すべてが良い具合にフュージョンして、本番には一皮向けている私を見に来てくれたら嬉しいです。楽しみにしていてください!

「NINJA ZONE」は絶賛チケット販売中!

どこか遠くでも近くでもない、未来でも過去でもない架空の街「華舞綺TOWN(カブキタウン)」。

そこは治安という概念が崩壊した街。様々な犯罪者たちが集まり潜み、警察や法律も手の届かない治外法権エリア。この都市を仕切るのは2代目秀忠率いる巨大な悪組織・徳川組。そんな街で、唯一人々に夢を与える場所・竜宮館<DRAGON INN>。

そこでは、5人の美女たちによるグループ“BLASTING GIRLS”=“BG(ビージー)”のパフォーマンスが、人々に夢や勇気を与えていた。そして彼女らの正体は「華舞綺TOWN」を裏から守る” 甲賀流FEMALE NINJA WARRIOR=KUNOICHI”だったのだ。

街の支配を深めるため、組長・徳川秀忠は”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆 BURAIKANN”を招集し、竜宮館の排除に動き出す。「華舞綺TOWN」を平和な街にするため、パフォーマンス(KUNOICHI)集団BGと、徳川組伊賀流YAKUZA忍者部隊との激しい戦いが、今始まる!!

チケットは、公式HPよりお求め下さい!

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