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合武伝法急勌齅物見之巻

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合武伝法急勌齅物見之巻
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これ一冊であなたも凄腕諜報員。

『合武伝法急勌齅物見之巻(ごうぶでんぽうきゅうけんきゅうものみのまき/ごうぶでんぽうきゅうけんかぎものみのまき)』は、紀州(現代で言う和歌山県)の若山藩兵家・橋爪廻新斎惟敬 が元和九年(1623年)に纏めた『合武伝法急勌』という軍学書のなかの忍術巻のことを指す。

題されている通り、中身は、様々な地形の歩き方・言葉使い・他人からの情報の聞き出し方・忍び込むに適した日時や具体的な潜入の仕方など、齅・物見(情報を探る)の忍務に特化した忍術が大部分を占める。

三大忍術書のうちのひとつ『正忍記』と近しい流れを組んでいるとされ、「家に伝わる松明で味方の判別をする」「草を結ぶ習い」など、ところどころの記述に内容が似通った部分や、使用されている語句が同じ箇所が見られる。また、本書には関係する史料として『合武末書』と呼ばれる小冊子が存在する。ところどころに図を用いながら、『合武伝法急勌齅物見之巻』の術技全体を短く捉えてあり理解がしやすいものとなっている。

潜入や情報収集といったスパイ的なイメージの忍者が好きな方におすすめの忍術伝書。

執筆忍
忍術書を読む ガチ忍者Vtuber。甲賀五十三家おもてなし忍者隊隊員。
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