忍者京都迷宮殿 -幻術桟敷- TEAM陽炎-Kagerou-座長 多田翼|Nin-terview #006

京都忍者レストランの人気エンタメ忍者ショー座長「多田翼」にインタビュー!

京都忍者迷宮殿ダイニングシアターにて毎日開催される忍者ショー「幻術桟敷」。 実は平日と土日でショーを行っているユニットが違います。 土日の担当ユニット「陽炎-Kagerou-」の座長として活躍する多田翼さんにインタビューです! 伝統剣舞術の血を引きながら、今も忍者ショーで人々を魅了する翼さんの素顔に迫ります。
すべてのNINJAをJackするNinjack.jpがお届けする忍者深掘りインタビュー第6弾です!

吟剣舞の名家に生まれ、伝統を体に叩き込む

DSC_0385 — よろしくお願い致します!いきなりですが翼さんのお生まれの家、凄いですよね。剣詩舞(けんしぶ)…?
翼: そうですね。家は大日本正義流剣舞術の家元です。生まれたらすぐ刀を持たされました。今はエンタメ系でやっていますが、小さい頃は日本舞踊も日本一になるまではちゃんと習ってやっていました。そこまでお堅い家じゃないので、エンタメで刀を広めていくのも全然ありだと、今は自由にやらせてもらっています。 — その後体操を経てダンスの道に行かれたのですよね。trfのバックダンサーとか!
翼: よく調べてますね(笑)体操のスクールで小さい頃に日本代表まで行って、その後ダンスの道に行きました。ダンスは1年弱ニューヨークへ留学して勉強しに行きましたね。10個上の兄貴がいるのですが、留学中に兄貴がテロの後で警戒も強い中、日本刀を持ってニューヨークに来てくれて、一緒にジャパニーズサムライソードチームということで剣舞をアメリカでやらさせてもらいました。反響がすごくてあちらこちらでゲスト出演に呼ばれ、新聞にもでかでかと載ったりしたんですよ。もう10年前ですが当時は今よりも現地の人達が珍しがってくれていたので、街を歩いてても呼び止められて、刀を見せるとみんな興味津々で「Oh! Japanese Samurai Sword!!」と感激していました。やっぱニンジャとかサムライに対するニーズは凄いと感じましたね。 その後帰って来てからは、USJとかでショーを作る方の仕事なんかをしていました。 DSC_0614 — あ、USJといえば全然忍者関係ないですけどONE PIECEお好きですよね?特にエースが…
翼: ありがとうございます!カッコいいですよね!ほんと全然関係ないっすね(笑) — 「陽炎」の結成に至る経緯などお聞かせいただけますか?
翼: 最初ここのプロデューサーの方から立ち上げの際にショーのメンバーとして出ないかとお話をもらったのですが、そのときは他の仕事で忙しかったのでスルーだったんです。その後しばらくしてから、またプロデューサーの方からこの京都忍者迷宮殿で「日本忍者演武選手権大会」をやるから出てみないかと連絡があって。そのときノリで出てみようということになったんですね。そのとき結成されたのが陽炎-Kagerou-です。そのときはもう一人の代表のMiKiと兄貴とその劇団のツレとスーパーキッズ2人で組んで出てみました。MiKiとチーム名をどうしようかどうしようかと悩んでtwitterなどで忍者チーム名募集してみたんですが、最終的には「陽炎」という名前にしました。忍者でもありきたりな名前ですけど「まぁいっか」という感じでこれもノリで決めちゃいましたね(笑)。今ではしっくり来ています。 陽炎二連覇 — 日本忍者演武選手権大会は気になってたんですよね。陽炎は2連覇されてますよね。
翼: 第1回の時に結成した陽炎で優勝して、その後静岡など他の地域でもちょこちょこと陽炎としての仕事が入るようになって活動を続けていました。今年の「忍者の日」に開催された第2回では優勝とか狙ってはいなくて、「見に来てくれたお客さんに喜んでもらえるショーにしよう」と二宮秀夫さんという中国武術の凄い人に出てもらったりして、ガチの殺陣やダンスを組み込んだものをやらしてもらい、二連覇を達成することができました。そこからまたプロデューサーから幻術桟敷のショーに一定期間「陽炎」としてレギュラーで出てみないかとお話をもらい、土日だけ陽炎でやらせていただいております。 — 幻術桟敷でのレギュラーショーではどんなことを心がけていますか?
翼: 僕ら7月の頭からショーを初めて、土日だけで通算30〜40回くらいでしょうけど、今まで1日たりとも同じショーをしたことがないんですよ。シフトがあってメンバーが毎日違うんです。初めてやるメンバーとか昨日と違うポジションにしたりとか常に変化を入れています。陽炎ショーは殺陣、芝居、アクション、ダンスなど盛りだくさんでエンタメ感満載なので、自分が持っているショーの中でもかなり楽しんでいます。まだまだ自分達がやりたいショーにはなれていなくて一日も満足のいくものには仕上がっていません。日々もっと進化させていきたいと思ってやっています。今までついてくれているファンのお客さん、一見のお客さん、そして外国人のお客さんにも楽しんでもらえるようにわかりやすく楽しめてかつコアなショーというのを日々考えています。 DSC_0007 — 忍者としてショーを行うことについてはどう思っていますか?
翼: 本当は忍ばなあかんのに目立たなあかんっていうこのギャップが難しいなって思っていますね。自分はどちらかというとずっと剣舞もやってきていたので侍で、源氏方の家系って聞いてますし、ほんまかわかりませんけど親父はうちは上杉の家系だって言ってます。上杉も忍びを使っていた見たいですが。忍者の格好よさを出すにはエンタメから考えると忍ぶわけにはいかないので、いい意味でマンガっぽいキャラクターとして自立している忍者像を使ってショーをしています。

多田翼にとっての忍者

DSC_0388 — 翼さんにとっての忍者とは?
翼: 海外の人達ももちろんですけど、日本でも忍者ブーム来てますよね。戦隊もそうだし大阪の地下鉄のキャラクターも忍者だったりします。ONE PIECEにも今度忍者が出るらしいじゃないですか。多分「日本文化」っていう括りで日本を盛り上げようっていう流れが起き始めているのだと思います。そのブームに乗っかりたいというわけではないんですが、日本文化って括りでは、やっぱり忍者が人気出てくるのが単純に嬉しいです。小さい頃から刀を降ってると周りから「だっさ」って言われていましたから、忍者でも侍でも刀を降って喜んでくれる時代というのが嬉しい。それはもちろん日本だけじゃなくて海外にもどんどん知らしめたいですから、忍者や侍はしっかりとした日本文化を伝えられる媒介になると思っています。 — 最後にNinjackをご覧の皆様にひとことお願いします!
今日本刀が若い女の子の間で流行ったりしてますが、忍者を始めとした日本の伝統をどんどんフィーチャーして一緒に盛り上げていきましょう。忍者はスパイですからフィーチャーしていいのか、ってありますけど(笑)誰か忍者の凄い影の活躍とか研究して暴いてください!

編集後記

翼さんは気さくな方で記事には書きにくいようなこともポンポン話してくださいました(笑) 日本のエンタメ界を引っ張るお方ですから、ぜひとも忍者をかっこ良く広めて欲しいです! 取材した日はたまたまお兄様も出演されていたので、お二人揃った剣舞が見事でした。 刀ってあんなに滑らかに扱うこともできるんですねぇ。美しかったです。 ▼忍者京都迷宮殿 -幻術桟敷- ディレクター 鎌田絢也 さんのインタビューはこちら ▼忍者京都迷宮殿 -幻術桟敷- TEAM幻術桟敷座長 加藤太久実 さんのインタビューはこちら
参考書籍・関連リンク
忍者京都迷宮殿:京都幻術桟敷公式サイト
この記事を書いた忍者
ogp ninjack編集部 すべての忍者情報を根こそぎ集めたいと思っているNinjackサイトの編集部。 まだまだ修行中ではあるが、いつかは忍者界の日経新聞にすることを目指している。
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