現代の忍びなら必読!「忍者だけど、OLやってます」

忍者のみなさん、ビジネスしてますか?

現代のサラリーマン&OLで生きながらも、実は世を忍ぶ仮の姿で働いている方が多いと思います。

ビジネスには様々なトラブルや調整など面倒なシーンがありますよね。

あ〜、ここであの忍術使えればなー

なんてシチュエーション、1度や2度ではないはずです。

日々仕事に追われている時に分身の術、とか、交渉相手に諜報や謀略をしかけたりとか。

きっと皆さん忍術使おうと思えば使えるんですけど、忍術使っちゃうとバレるおそれがあるので、おいそれとは使えなく歯がゆい思いをしているんだと思うんですよね。

わかります。わかりますよその気持ち。

拙者も仕事が乗り気じゃないときにトイレに駆け込む「雲隠れの術」くらいしか仕事では使ってませんが、そんなビジネス忍者のみなさんの忍術を使えない歯がゆさやストレスを気持ち良いまでに解消してくれる小説があります!

その名も橘もも先生の「忍者だけど、OLやってます」。

このパワーワード、最高すぎやしませんか?

略してこの「忍者OL」について書評させていただきます!

モダン忍者にとって大事な心構えがいっぱい!

主人公は29歳のOL・望月陽菜子。

忍びの頭領を父に持つ彼女は、幼い頃から厳しい忍者スキルを叩きこまれてきましたが、疑問を感じて里を飛び出しました。

勤め先の課長で頼りないけどほっておけない上司・和泉沢創のミスをカバーしていきます。

なんと忍びの里からの友人であり色気たっぷりの同居人・篠山穂乃香から最新式の忍者道具を借りながら…。

そんな中、同じ課のできるサラリーマンに不穏な動きが・・・

そして突然、元許嫁のドS忍者・向坂惣真からも突然連絡があり・・・

企業の大きな動きに飲み込まれていくビジネス&三角関係を描いたラブコメ&そして忍者の情報戦が描かれた小説!

ビジネスストーリーやラブコメについては置いておいたとして、忍者的ポイントについての見所としては以下の2点をご紹介します!

バトルではなく情報収集のために使う忍術

読書メーターなどの感想では 「もっと忍者的要素があってほしかった。これじゃスパイじゃん」 のようなコメントが多かったのですが、イイんですよ・・・!

忍者といえば手裏剣を投げまくったり、水の中に潜ればいいってわけじゃなくて大事なのは諜報活動なんですよね。

今作はまさに諜報や謀略に重点が当てられて、情報収集や人を出し抜くために忍術が使われています。

そのあたりがこの現代で使える忍術のお手本としても、忍者の勉強になる小説ではないでしょうか。

たくさん出てくる最新式の忍者道具たち

そしてなんといってもうらやましいグッズがいっぱい出てきます。

特に最初の方に出てくるいろんな種類の臭いがするゴルフボール煙玉が最高ですね!

ただ煙を発生させて姿を消すだけに使うのが煙玉じゃないんです。

痕跡とかも残さないように、臭いを発生させて他の原因に注意をそらしたり、心理の裏まで追求してこそ最強の忍具!

他にも様々なグッズを作った里の研究忍がいるらしいのですが、1作目には出てこなかったですね。

現代を忍ぶことを想像したらとても参考になるアイデアが満載ではなので、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

シリーズ2作目が発売!

そしてこの続編「オフィス忍者合戦の巻」が2016年の3月25日に発売されました!

今回のシリーズ何がすごいかっていうとですね…

なんと本物の現役忍者がその内容を監修しているんですよ。 みてください、この帯コメント。

なんと、現役のフリーランス忍者・習志野青龍窟さんが監修と帯コメントを書いているようです!

習志野青龍窟さんは関東で現代に通じる忍者の精神や武芸などを毎週教えている、まさに現役の忍者です。

忍者の監修が入りましたから、きっと2作目ではかなり忍者の動きや精神性を意識した描写がなされるんじゃないでしょうか。

しかも次回作はオフィス忍者合戦の巻ですから、バトルシーンも多くありそうな予感がします!

さっき諜報が忍者の本質だ!と言いましたが、忍術バトルシーンも大好きですので大変楽しみです。

4年の時を経て…なんと再刊が決定!

KADOKAWAから出版されていた忍者OLですが、品切れ状態が続き重版の予定も長らくなかったということで、お手に取れなかった方もいたのではないでしょうか。

しかしなんと…別の出版社から再刊することが決定いたしました!

装丁はスタイリッシュになっていますが、さらに中身も描き下ろしストーリーがいくつかあるのだとか・・・これは一度読んだ方でも楽しみですね!

双葉文庫版は2020年3月11日発売で、2作目も近い将来再刊されるようです。

仕事と恋と忍術と・・・最高のエンタメ小説を読んでみてください!