新種のサメに「ニンジャカラスザメ」と名付けたアメリカの子供たちが愛くるしい
新種のサメを発見したヴァスケスさん 2010年にサメ研究者のヴィッキー・ヴァスケスさんが発見した全身真っ黒なサメが、新種だという事で世間を騒がせています。 このサメは動物の分類としては「ツノザメ科」の「カラスザメ属」に入ることになるのですが、これまでにカラスザメ属に紐づく34種のいずれにも該当しなかったことが判明し、新種であることがわかりました。 新種の発見ということになれば、発見者のヴァスケスさんはその種の名前を決めなくてはなりません。 ヴァスケスさんはその種の名前として、映画「ジョーズ」の原作者の名前をつけました。 よっぽどジョーズが好きだったんでしょうね。 ヴァスケスさんがつけた種名は「Etmopterus benchleyi」。 これは「学名」と呼ばれるもので、動物の分類において世界共通でその種を特定する名前のことを言います。 「イリオモテヤマネコ」もその学名は「Prionailurus bengalensis iriomotensis」。 「イリオモテヤマネコ」は和名といい、英語の「iriomote cat」は英名といいます。 呼びやすいようにつけるフレンドリーな名前が、和名だったり英名なんですね。 ちなみにどんなサメ好きのおっちゃんなのかな…と思っていたら、ヴァスケスさんは美人な女性でした!
Photo by:PACIFIC SHARK RESEARCH CENTER
名付け親は8歳〜14歳の子どもたち
このEtmopterus benchleyiの英名ってやつもつけなくてはならないヴァスケスさん。 8歳になる親戚の子どもたちに新種のサメの写真を見せて、意見を聞きました。
新種のニンジャカラスザメと駆逐艦イ級 これ完全に一致じゃねぇか!!!! pic.twitter.com/j7bWZSaUMb
— 休暇中の黒子(バケツ大好き) (@kuroishiroko) 2015, 12月 25
本当は「Super Ninja Shark」にしたかった…!
こうしてニンジャカラスザメが誕生したわけですが、注目すべきはこの名付け親の子どもたち。 この鮫に出会ってから、テンション上がりまくりだったことでしょう。 敵から見つからずに深海を徘徊する不気味な影。 全身真っ黒なフォルム。 手裏剣のような非常に鋭い牙。 そして背後から忍び寄り捕食する術。 こんなの聞いたら「SUPER NINJA SHARK」って付けたくなりますよね。 テンション高く叫んだ子供たちを思い浮かべると微笑ましくなってくるのはNinjackだけでしょうか…? 事前に相談してくれたら援護射撃したものを… 大人の都合でNinja lanternsharksになっちゃいましたが、直訳したら「忍者ちょうちんザメ」ですからね。 ダサいですよね。 アメリカの男性は大人になっても基本的に中二病のような人が多い、と聞きます。 もし発見が男性だったら、英名は「Super Ninja Shark」になってたかもしれません。 そしてSuper Ninja Sharkをベースにしたヒーローが生まれても不思議ではありません。 亀ですらNinjaになれるんですから。