中部国際空港に忍者が大集合!忍者フェスティバル2017に潜入したので報告いたす(1/2)

セントレアは国内唯一の忍者空港 週の初めには出ていた雪予報もすっかり覆され、晴天の青空の下、やってきました中部国際空港「セントレア」。 セントレアは国内唯一の「NINJA空港」として、忍者のブランディングで打ち出している空港なんです! その証拠に、各航空会社のチケットカウンターの上には、至るところに忍者が潜んでいます…! 空港のロゴなのに、こんなバージョンまであるくらいですから…! こんなに忍者ゴリ推しの空港で「忍者フェスティバル」なんてものが行われるというのですから、行かないわけには行きませんよね! 羽田空港から1時間ですぐ着くので、いやー名古屋って近い!(飛行機高いけど…)

イベント目白押しの忍者フェスティバル!

遂に始まりました忍者フェスティバル2017! 総勢6団体が集まる演武ステージから忍者学校、そして忍者トークショーまで、終いには手裏剣まで投げられるという、空港では普通見られないようなイベントや体験が目白押しとなっております!

空港で手裏剣打てる日が来るとは!

空港は特性上、セキュリティの厳しい施設だから、手裏剣なんてものは基本的に持ってきてもいけないし、ましてや打つことなんて夢のまた夢だと思っていました。 しかーし! この忍者フェスティバルなら、フライト前にちょちょっと手裏剣を打つことができるのです! 手裏剣だけでなく吹き矢だってできます! 忍び装束にだって着替えることができるんです! お土産にゴム手裏剣やクナイだって買えちゃうし… 甲賀の物産なども手に入れることができ、あの薬研まであります! CDや武将隊グッズまで買えちゃうなんて、なんて贅沢なんでしょう! そしてそして、折り紙手裏剣まで丁寧に教えてくれるんです! 空港は飛行機に乗るところだと思っておりましたが、忍者体験ができるところでもあったんですね。 さすがNINJA空港!!

圧巻の演武ステージ一挙紹介!

さぁ、いよいよステージにて忍者6団体が参加いたします。 こんなに忍者が集まる機会は滅多にありませんので、写真多めにレポって行きましょう!

荘厳なオープニング!

司会のお姉さんくノ一とゆるキャラくんたち。 右から順番に [wp-svg-icons icon=”happy-2″ wrap=”i”] セントレアオリジナルキャラ「謎の旅人フー」 [wp-svg-icons icon=”smiley-2″ wrap=”i”] 甲賀の里のゆるキャラ「にんじゃえもん」 [wp-svg-icons icon=”cool-2″ wrap=”i”] 愛知県の大村知事を模したゆるキャラ「ひでっち」ver.忍者 となっております。 ひでっち、お姉さんと被っちゃってゴメン! 名古屋おもてなし武将隊の信長・家康・秀吉が、忍者フェスティバルを応援! 愛知県はこの戦国三英傑に非常にゆかりの多い土地であり、忍者とも当然深い関わりがあります。 信長様に関しては伊賀者を滅多打ちにしましたし、秀吉様に至っては忍者だった説もあります。 そして特に忍者を重宝したのが徳川家康様。 http://ninjack.jp/ninterview-018/ 家康様の「出逢え!」の号令の下、忍者たちがここに大集結しました! 若干1忍だけ気になる変なキャラクターが見えますが、そこは気にしないようにします。 そしてそして、日本の忍者研究の第一忍者…じゃなくて第一人者の山田雄司先生が開会宣言いたします! [su_label type=”info”]山田先生 今日はセントレアにお越し頂きありがとうございます。この中部地方から日本、さらに世界に向けて忍者を発信して行きたいと思っています。それでは、ここに忍者フェスティバル2017を開催いたします!! バク宙の得意な忍者さんたちが一斉にバク宙し、大盛り上がりの中で「忍者フェスティバル2017」が始まりました! 背景のビジョンに映し出されるクオリティの高い映像の「お金ちゃんとかけてる感じ」がいいですね!

徳川家康と服部半蔵忍者隊

先日Nin-terview特集でも大好評だった「徳川家康と服部半蔵忍者隊」。 http://ninjack.jp/ninterview-notice_01/

毎度おなじみのとざいとーざいーから、会場をいじり倒してくれました。

みなさんのステージを見るのは多分お披露目以来ですが、殺陣もかなり見応えがありました! そして相変わらず月影さんのアクロバットはすごすぎます。 この虚無僧、多分助乃心さんですが、最後は天蓋笠が回ってしまって前見えてなかったはずなのに、ちゃんと演りきってるのさすがです。 伊吹さんも相変わらずアツい動きでステージを魅了してくれました! ダンスの息もぴったりです! 最後はおもしろトークで名乗り口上と愛知のおすすめをPR! 殺陣にダンスにトークにと最大限楽しませてくれる服部半蔵忍者隊のステージ、大変見ものですぞ!

清洲城煌奪取+CAT

続いてステージを飾ったのは「清洲城煌奪取+CAT」の面々。 何でしょう、この漂うラスボス感は…!! 他の忍者団体とはまた一味違い、歌とダンスで勝負するのが煌奪取。 茶々様の美しい歌声が空港を包み込みます。 この謎の忍びの正体とは…!? そして眼を見張るべきは、煌奪取の3人の美しきくノ一たちの舞踏! さらにCATなるジュニアくノ一の2人にも注目です。 クールでミステリアスでダークネスなステージに吸い込まれるようでした。 忍びに化けていた男は清洲城武将隊 煌組の柴田勝家殿でしたが、嬉々とくノ一をモデルに殺人剣を解説してくれます。 なんかクールすぎておもしろい・・・! ので煌奪取のステージを、ぜひ見に行って見ましょう!

名古屋おもてなし武将隊

忍者をさらに盛り上げるために、応援にかけつけた「名古屋おもてなし武将隊」。 ステージは見たことなかったのですが、なかなかにカッチョ良すぎました! まず、陣笠の人たちがイケメンすぎます… 織田信長様、これはカッコよすぎでしょう…!! 豊臣秀吉太閤殿下ももうご高齢でしょうに、ひょうきんですし踊るし回るで、さすが天下人です。 そして何と行っても徳川家康様! カメラ目線いただきましたぜ! あの三英傑がこの平成の世に転生し、刃を交えるなんて歴史ロマンがあふれ出しますね…! そして舞って踊って決めてくるこのステージ、必見です! 全国の武将隊の走りとなった名古屋おもてなし武将隊のステージ、こんなに徹底されていたとは、こりゃ一躍有名になるのもわかった気がします。 もしこのサイトがNinjackじゃなくて「Bushi-Jack」とかやってたら、確実にインタビューしたいですね!

ネコ忍だいごろう

もうずっと気になって気になってしょうがなかったのが、この「ネコ忍だいごろう」。 最近、取材をすると1忍や2忍はダークホースな忍者にあたるのですが、こやつは一体何者なんでしょう… って思ってたら、なんとポケモンGOをやりながら登場してきました。 ネコだけにナメているのでしょうか。 お姉さんに怒られてしまっています。 しかも、どうやらそのiPhoneには機密情報が入っているのに、ポケモンGOをやってたせいで刺客の忍者に見つかってしまいました。 やっぱり完全にナメてますね。 敵わないと見て、機密情報が入ったiPhoneを渡します。 ですがだいごろうも取られて黙っているわけにもいきません。 誰がにっくき刺客を追いかけるか、ダンスで勝負することに。 徳川隠密隊の服部半蔵正重が逃げ恥でめっちゃ流行った「恋ダンス」を披露しました。 これに対抗してだいごろうは「ポッキーシェアハピダンス」を披露。 勝負の結果、だいごろうの勝ちということでその場は落ち着きました。 忍術を駆使して、相手を待ち伏せして急襲します。 ですがやはり刺客は強い! だいごろう、大ピンチです! すると徳川隠密隊の忍者があるものを持ってきてくれました。 それは大好物の「魚肉ソーセージ」 だいごろうにみるみるパワーが湧いてきます!! 果たして勝負の行く末はいかに…! 気になる人は、今後のネコ忍だいごろうの活躍に注目してね!

徳川隠密隊

実は今回ちゃんと演武を見るのは初めてだった「徳川隠密隊」。 殺陣が全員本格的すぎて、さらにアクロバットもめちゃめちゃ高いので、ついつい見入ってしまいました。 グルングルン回りながら登場して来ます。 だいごろうに魚肉ソーセージを渡して大変なことにした張本人です。 体術だって素早い動きで魅せられます! ん〜やっぱくノ一はいいですね! 刀を持って舞う!跳ぶ!踊る! 二代目服部半蔵正成による刀印講座! こ〜んなに高い風船だって… 跳んで回って、蹴りで割っちゃいます! こんなながーい竹の槍だって…. ブンブンブンブン振り回しちゃいます! 今回は三味線ステージはありませんでしたが、殺陣のキレがやっぱり違いますね。 徳川隠密隊のスペシャルステージ、大変楽しませてもらえますよ!

伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」

ここまで愛知県の忍者団体でしたが、今回は伊賀からも助っ人として「阿修羅」が参陣いたしました。 やはり浮田半蔵師匠はいつ見ても貫禄がありすぎます。 正之助さんのやられっぷりも相変わらずお見事! 美央さんの二丁鎌はやろうと思えば何時間でもできるんじゃないでしょうか。 やっぱり正之助さん、いい顔ですね! 鎖鎌の術は何回見ても感嘆するのですが、今回もお客さんから驚きの声が連発でした。 特にこの足掛けと刀掛けは本当に見事の一言。 伊賀の本場の術をみなさんに見ていただけてすごくよかったですね! サイの破壊力は抜群すぎです。 美央さんの可愛すぎるピース姿と、正之助さんの最高すぎる逝った顔。 やっぱ忍者ショーには阿修羅ありですね! 半蔵さんの貴重なSE仕事を激写!

忍者先生 × 忍者大好き将軍の忍者トークショー

そして今回の名物は、何と言っても山田雄司先生と徳川家康様の「忍者トークショー」!! 今日本で最も忍者に詳しい山田殿と、忍者が大好きな将軍徳川殿と一緒に、忍者についてお勉強TIMEです。 テーマは「忍者の魅力」! 山田先生のお話をベースに、将軍がコメントをどんどん入れていきます。 お話された内容そのままではありませんが、山田先生のお話の大体のサマリーと、それに対する将軍のコメントを会話形式でお伝えしたいと思います! [speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]忍者は「忍びの者」と呼ばれていまして、忍者の主な活動は情報収集でした。書物で初めて忍びの者が出て来たのは、南北朝時代のものですね。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]ほう、忍者の仕事は情報収集なのじゃな。そのような書物が残っておるんじゃのう。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]もちろん最も重要なのは情報収集なのですが、戦国時代は放火や戦闘などもしていました。忍びの人たちは火を自由に扱う能力を持っていたのです。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]あの頃は放火がよく起こっておったのう。ちなみに名古屋城の金のシャチホコは、火を恐れて水の神様を頂きに置いたところから設けられたのじゃ。それにしても、忍びという者は「智」が豊かであったのう。忍びは頭が良くないと勤まらぬ。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]そうですね。あらゆる面で試行錯誤をして火薬を生成したりと、並々ならぬ努力もされていたと思われます。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]忍者といえば伊賀と甲賀ですが、決して対立していたわけではなく、普段から交流もしていれば、一緒に織田信長に対抗したりもしていました。伊賀が壊滅的な打撃を受けたのが天正伊賀の乱ですね。先ほども織田信長さんがいらっしゃいましたが…
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]信長殿はかなりやってまったでな…!この後出てくると思うが信長殿のせいでワシの伊賀越えが大変なことになるんじゃのう。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]本能寺の変の頃に堺にいらっしゃった家康公が岡崎に戻る神君伊賀越えですね。東海道を通るのは危ない、ということで甲賀と伊賀の山の中を越えられたのですよね。生涯の中で非常に危機を感じられたと伝わっておりますが、いかがでしたか?
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]正直ワシは腹を斬った方がよいと思ったんじゃがな。本田平八郎忠勝が斬らせてくれんでのう。その後、まずは「信長公の仇を打つ!」ということで岡崎に帰ることと決めたのじゃ。今でこそ甲冑を来ておるが、その時は物見遊山、お主達の言葉で言えば「ゆーえすじぇー」なるところに遊びに行っていたような感覚じゃ。偉い楽しんでおったら信長公が打たれてしもうて。狙われるのは次はワシ。伊賀を通らないと帰れんというのに信長公がその数年前に伊賀でやってしもうたから大変じゃったわい!
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]その時に助けてくれた伊賀者・甲賀者を取り立てて江戸城に連れていき、警備などにあてたのですよね。その時服部半蔵が守っていた門が「半蔵門」として今でも名前が残っています。正成自体は岡崎の生まれであり、ご本人は忍びの者ではありませんでした。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]忍者に必要な能力は、智恵ももちろんなのですが、情報を収集するのが一番の任務でしたから、コミュニケーション能力が重要視されていました。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]現世でも重要視されておるな。人とのやりとりのうまさや頭の回転の速さは、主たちのどの職場でも最も必要とされる能力ではないだろうか。忍びの者たちが他の者にはできない術ができるのは、それだけ知恵が働いていたということじゃ。それ故に彼らは当時から尊敬されていたのじゃな。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]そうですね。そのように文書にも残っているわけですね。忍びの心として大事なのは「正心」であると書いてあります。自分の利益のためではなく、自分の正体を隠しながら主君に命じられた事を黙々と果たす、というのが求められていました。忍びというのは「音もなく、匂いもなく、知名もなく、勇名もなし」と書かれています。これが忍びの心なわけです。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]正心のことは後の服部半蔵忍者隊の忍者学校でも出てくるからのう。皆の者、しかと聞いておくがよいぞ。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]ちなみにこの「音もなく、匂いもなく」というのは伊賀に行くとトイレに書いてあったりするんですよ。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]おぉ…それはさすがに無理じゃろ!
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”yamada.jpg” name=”山田先生”]最後のまとめとなりますが、忍者は昔にいたということだけで終わりではなく、現代にまでつながっているものなのです。忍者や忍術というものには現代の私たちがそのまま使える様々な知識が詰まっています。文化の側面からも忍者モノのテーマによってどういう時代だったのかを紐解く、大変有用な材料にもなります。そして、耐え忍んでコツコツと物事を行う「日本人らしいあり方」が凝縮されている存在です。その心にこそ、忍者の魅力があると考えています。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]皆の者、勉強になったであろうか。良き話が聞けたと思う者は拍手をいたせ!

パチパチパチパチ・・・!!

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]違う!忍者は「音もなく、匂いもなく」じゃ。忍びの拍手は鼻をつまみ、片手で空を叩くように、こういたすのがよいであろう。

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ieyasu.jpg” name=”徳川家康”]意味がわからんな!やっぱり普通の拍手にいたそう。山田殿、ありがとうでござった!!

さて、続く「忍者学校」と恒例の「リアル忍Jack(イベントに来てた忍者紹介)」は第2弾でレポートいたします!

[wp-svg-icons icon=”point-down” wrap=”i”]第2弾はこちら

http://ninjack.jp/ninfes2017_02

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