忍者と山伏と鞍馬山に修行に行って来た(3/3)

義経流忍術発祥の地「鞍馬山」。 忍者と山伏と一緒にその忍術の聖地に踏み込んでみました。 ついに鞍馬寺本堂に辿り着く一行に待ち受ける魔王の手が・・・どうぞご覧ください! ▼第1巻はこちら 【Nin-Repo】忍者と山伏と鞍馬山に修行に行って来た(第1巻) ▼第2巻はこちら 【Nin-Repo】忍者と山伏と鞍馬山に修行に行って来た(第2巻)

遂に到着!「鞍馬寺」

貴船口から魔王殿、僧正ヶ谷、木の根道、義経息次ぎの水を経て、約2時間ほど。 修行などしなければもう少し早く着いていたと思いますが、ようやく鞍馬寺に到着しました。 DSC_0221赤く綺麗に彩られた本殿は、大変豪華絢爛な輝きを放っています。 まずは中に入ってお参りです。 この鞍馬寺の信仰は、「尊天」と呼ばれる「宇宙」を神として信仰するお寺でした。 月・太陽・地球の3つの天体をそれぞれ神として崇め、森羅万象の根源となるものを信仰するスタイルなのです。 それぞれ、以下の神々の姿となって鞍馬寺信仰者を見守ってくださります。 ▶︎ 月輪の精霊(愛)= 千手観世音菩薩 ▶︎ 太陽の精霊(光)= 毘沙門天王 ▶︎ 大地の霊王(力)= 護法魔王尊 千手観音・毘沙門天・魔王のお三方が同時にいらっしゃるとかめっちゃ最強じゃないでしょうか。 毎日ここにお参り来ていたら、ご加護が強すぎて強すぎてもう死ぬことなんてないんじゃないか、って思ってきます。 そして本殿の中にあの「魔王尊」の銅像がありました。 撮影は禁止だったので、ネットの画像から拝借しますと… kurama03 — これが魔王ですか…
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”raiko_icon.jpg” name=”頼幸”]なんかほとんど天狗やなぁ。天狗っちゅうか山伏やんな。見てみぃ、自分がつけてる頭のこれと一緒やで。
そうなんです。 頼幸さんがつけている頭の杯みたいなやつ、兜巾(ときん)というのですが、これと一緒なんですよね。 つまり、 魔王 = 天狗 = 山伏 ということなんでしょう。 魔王と天狗、山伏の関係性、大変興味があるテーマとなって参りました。 ぜひまたもっと追っていきたいと思います。

本殿前にある「六芒星」

この本殿の前の広場には、とても大きな六芒星があります。 中心にいると絶対パワーがみなぎってくるパワースポットに間違いありません。 [speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L2″ icon=”takamaru_L1.gif” name=”Ninjack編集忍”]さっきまで人が立ってたけどお参りが済んだら一番乗りであそこに立ってやろう
と画策しながら本殿を出たところ、既に伊蔵さんに陣取られてしまっておりました! DSC_0231 でもやはり自分なんかよりも、百倍サマになりますね。 [speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”izo_icon.jpg” name=”伊蔵”]臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前
修行のためか、伊蔵さんは突然印を結び始めました。 すると辺りが暗くなり、六芒星に異変が…! IMG_0410— い…伊蔵さーんっ!!
伊蔵さんが魔王の逆鱗に触れ、悪のエネルギーに取り囲まれてしまいました! なんということでしょう…。 このまま伊蔵さんは悪の化身・堕忍者伊蔵になってしまうのでしょうか。 すると伊蔵さんがなにやらぶつぶついいながら、棒を地面に突き立て始めました。 [speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”izo_icon.jpg” name=”伊蔵”]オン・アニチ・マリシエイ・ソワカ!
IMG_0409一気に辺りが浄化されていきます! よかったよかった!忍者の一番の神様・摩利支天のご加護ですよ! 最後にはバッチリ魔王の魔の手を浄化した伊蔵さん。 修行を積んだ忍者は魔王すらもはね除ける力を持っていました。 IMG_0412 ※このレポはこれがやりたかっただけと言っても過言ではありません。中二病アレルギーがある方、すいませんでした。

魔王の滝と「鬼一法眼」の社

魔王の奇襲を絶え抜いたところで日も落ちてきましたので、そろそろ下山です。 下っているところでまた見つけたこの天狗の団扇のような寺紋。 DSC_0291 住職の方に聞いたところ、この寺紋は天狗の団扇ではなく「菊の花を横から見た形」なんだそうです。 絶対嘘ですよね。 天狗の団扇の方がしっくり来ますもの。 一般の人は騙せてもこのNinjackは騙されませんぞ。 山門を出て更に下ると、義経記に出てきた剣術の神「鬼一法眼社」がそびえ立っておりました。 DSC_0320義経に兵法書・六韜を与えたとも、いつの間にか盗み見されたとも伝わっている鬼一法眼氏。 当時陰陽師としても剣術の達人としてもかなりの力を持っていた人物なのだとか。 その名前からして、いやでもすこぶる大人物という印象を受けてしまいますね。 一体どんな人物だったのかも今度深掘ってみたいと思います。 その社の横には「魔王の碑」と「滝」がありました。 DSC_0328 このロケーション、滝行を行うにも最適な場所ですね。 残念ながらこの日は水の量が少なく、ちょろちょろした滝しか見れませんでしたが、紅葉の中で轟々と水が滴り落ちる風景はぜひ見てみたいものです。

鞍馬山修行 完遂!

こうして「忍者と山伏と逝く鞍馬山修行」は無事に終了です。 忍者界では有名な話ですが、忍者が扱う忍術は、その多くが山伏の修験道から来ているんです。 山を素早く駆け抜ける脚力、忍者がよく使う九字護身法、七方出の一つとなっている山伏… その共通点を挙げるときりがありませんが、要するに「山伏 ≒ 忍者」と言っても過言ではないのです。 今回の修行でわかったことと事前情報を整理すると、なかなか興味深い考察ができることに気がつきました。 1. 魔王は天狗である(魔王 = 天狗) 2. 天狗は山伏である(天狗 = 山伏) 3. 山伏はほぼ忍者である(山伏 ≒ 忍者) よって 4. 忍者はほぼ魔王である(魔王 = 天狗 = 山伏 ≒ 忍者) という公式が見いだせました。 Ninjackをご覧の忍者のみなさん、あなた達はほぼ魔王です! ロトの血を引く者達に気をつけてくださいね! dorakue
関連リンク・参考書籍
鞍馬寺公式サイト:総本山 鞍馬寺 市川伊蔵インタビュー:【Nin-terview ♯003(第一巻)】「六代目 市川伊蔵」
この記事を書いた忍者
ogp ninjack編集部 すべての忍者情報を根こそぎ集めたいと思っているNinjackサイトの編集部。 いつかは忍者界の日経新聞にすることを目指している。
]]>