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【Nin-terview #007(2/2)】八門遁甲を駆使する金峰山修験本宗山伏「岡本頼幸」

【Nin-terview #007(2/2)】八門遁甲を駆使する金峰山修験本宗山伏「岡本頼幸」

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忍者になるためにガチ山伏になった「岡本頼幸」インタビュー!

忍者のルーツは山を駆けて修行する修験者、いわゆる山伏だと言われています。
忍者の根本を知るには修験道を学び、知らなければなりません。
その真実に着目し、ガチの山伏になった男がいます。
本気で忍者として生きていこうとするその男の名は「岡本頼幸」さん。
日々の修行や今後の活動、忍者に対する想いなどを掘り下げます。
すべてのNINJAをJackするNinjack.jpがお届けする忍者深掘りインタビュー第7弾その2です。

▼第1巻はこちら

忍者も使った!? 八門遁甲とは・・・

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頼幸: 中国の読み方は奇門遁甲、日本に入ってから八門遁甲と読まれていますが、どちらでも大丈夫です。八門の方が忍者っぽいかもですね。八門遁甲とは、物事を判断するときの吉凶を占う手法のひとつです。定義としては占うだけでなく、出た吉凶の結果を変える術までをも意味としては含みます。

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NARUTOの中で八門遁甲って技が出るんですけどそれは身体の中のチャクラ解放のリミッターっていう扱いでした…。本当は違うんですね。

頼幸: あれもこの八門遁甲が元ネタだと思いますが、「葬式や物事を終える時に使う門」=「死門」というのはあって、そこは一緒ですね。自分を中心にして東西南北八方位に8つの門、これを八門というのです。2時間ごとに気の流れが代わり、この八門の場所が移動していきます。それぞれ吉の門、凶の門があります。普通の人がずっと死門にあたる方角に向かい続けると死を象徴してますね。要するにタイミングなんですよね。今この瞬間、自分が向かっている方向が死門にあたる方向であれば悪い事が起こりやすい。例えば衝突事故が起こるのって、事故にあった人達が家を出てからずっとお互いに凶の方角へ向かってしまっているとされています。これはだいたい無意識のうちに起こるんですよね。タイミングが悪いということですから、このタイミングを計り、ずらすことで運命を変えるというのが八門遁甲における凶を吉に変える術となります。逆も可能です。つまり八門遁甲とはタイミングを計る術なんですね。

Ninjack編集忍

すごく分かりやすいです!修験道との関わりって何かあるのですか?

頼幸: 占いは学問だと言いましたが、突き詰めて行くとどうしても宗教が絡んできます。先ほど死門の方には行っては行けないと言いましたよね。八門遁甲の学問を突き詰めるにあたり、最後の最後に教わる究極の術というのがあるのですが、それは自分で死門の方角を計り、そこに敢えて行きつづけるというものです。行ったらあかん言うてるのに敢えて行く。そのときに死なないようにどうするかというと、自分の中のイメージで死門を動かすんです。今まで習って来たの何やねん!っては思うんですけど、行き着く先はそこになります。それが祈りとか瞑想とかに繋がってくる。すごく宗教っぽいじゃないですか。この祈りとか瞑想で決められた運命を動かすことが修験には多いですね。修験では占いとか使わないです。この2つを使いこなせるようにならないといけませんね。

山伏修行と九字護身法、そして忍者とのつながり

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頼幸: 山伏の一番と言ったら山の中をずっと歩いて、箇所箇所で祀っている神様に祈っていくことです。本当はバーっと祈らないで頂上まで言ったら早いです。でもすぐ止まって、祈って、歩いて、また止まって。足も痛くなってきますし、冷たい水の中にスッポンポンで入って、正直しんどいです。何の為にしてるんだろうって思ってしまいますよね。修験道の修行は疑死再生といって、一度山で死んだことにして再び生まれ変わる修行です。本当に死んでしまった人も昔は多かったみたいですが。
でも、こういうしんどいことばかりしていると、段々しんどくなくなるんですよ。水風呂だって最初は冷たいのに段々慣れて来ますよね。山も足がしんどいのに急に辛くなくなって来るときがあるんですよ。今で言うクライマーズ・ハイのような感じでしょうか。それはつまるところ意識が向こうの世界に行っているんです。そう、次元を超えているんですね。で、先ほど行っている祈りとか瞑想で念が伝わりやすいのは、そっちの世界なんですよ。つまり、物事を動かす祈りを叶えやすくする世界に行くためにしんどい修行をする。山伏が山に入るのは歩く禅と言われていて、意識を無意識にさせる行為だと思ってください。これが修験道なのです。

Ninjack編集忍

修験修行の本当の意味がよくわかりました!ちなみに修験といえば九字護身法ですがこれについても教えてください。

頼幸: 九字護身法ってみんな言いてますけど、本当は「九字」と「護身法」は別ですね。よくみんな九字ばっかり切ってますけど、あれは護身法とセットじゃないと本当はいけないんです。九字というのは言うなれば攻撃魔法護身法は防御魔法。ここでは言えませんが、護身法のやり方はみなさん勉強しておいた方がいいですよ。

Ninjack編集忍

ほえ〜。勉強になります。占星や修験を通じて見えて来た忍者像はありましたか?

頼幸: 忍者というのは総合やな、と思いますね。武術とか情報収集とかだけじゃなくて人付き合いとかも入ってきますから。山伏はまさにそこもあって、昔の時代は山伏は信用されやすかったんですよね。だから忍者も変装して山伏になっていた。日本は今でもそうですが、山ばっかりです。その山一つ一つに神様を祀っていたので、昔の人はほぼ全員山に対する親近感と畏怖の念を抱いていました。山伏は神職みたいなものですから、そこに行者が歩いていれば信頼されやすかったはずです。忍者はかなり信頼されていたのではないかと思っています。

Ninjack編集忍

考えられている今後の展望などありますか?

頼幸: まだまだ修行して行きたいですね。自分の身体を通して、術もそうですし体術もそうですけど。孤独な戦いですがいろいろと挑戦して身を高めていきたいです。最終的には川上先生の甲賀伴党の伝統を守っていきたいですね。そして日本の文化を守っていきたいです。日本人、いや、大和民族としての誇りを守りたいです。

岡本頼幸にとっての忍者

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Ninjack編集忍

左之助さん…じゃなかった、頼幸さんにとって忍者とは?

頼幸: ロマンですね。ついつい求めてしまうものでしょうか。好きなんでしょうね、やっぱり。言葉では語りきれない何かを持っている自分の中の絶対の存在です。

Ninjack編集忍

最後にNinjackをご覧の皆様にひとことお願い致します!

頼幸: ファンレターお待ちしてます!

編集後記

大阪の人間の性なのか、インタビューの最初から最後までボケを入れまくってくる頼幸さん。
なかなか話が進みませんでしたが、終始大爆笑でした(笑)
お酒を飲むときも山伏の法螺貝に酒を注いで飲みますし、本当に面白いお方です。
しかし、軽い口とは裏腹に、芯には一本に通った忍者への愛情と希望と熱意を持っていて行動力もすごい。
このインタビューの数週間後、なんと無事川上先生の稽古をつけていただいたとか。
ぜひとも22代目の伴党宗家となっていただきたいですね!
あと頼幸さんの占いはあたると評判ですので、もしご興味ある方はNinjackまでお問い合わせください。

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