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【Nin-Karu vol.2】「み」:身を絞り重さを寄せる米俵

【Nin-Karu vol.2】「み」:身を絞り重さを寄せる米俵

ケーススタディ:雀丸くん修行中

雀丸くんは、畑で立派に育った大根の収穫にいそしんでいました。

そろそろ日が高く登って来たな、と思った頃、隣の離れの家からヤスケ先輩がやってきました。

先日中忍に任命されたヤスケ先輩は、雀丸くんの6つ上のお兄さん。

雀丸くんが小さい頃からよく修行をつけてもらっています。

今日はヤスケ先輩に「天井に張付くの法」を教えてもらう約束をしていたので、雀丸くんは楽しみにしておりました。

家族との団らんの時間にも、壺に大量に入れた砂目がけて指を突っ込んで指の力を鍛えてきました。

目をキラキラさせてヤスケ先輩の口伝を待っていた雀丸くんでしたが、ヤスケ先輩は何も言わずに雀丸くんに近づくと、いきなり雀丸くんをひょいと持ち上げました。

困惑する雀丸くん。

その後、ヤスケ先輩の口から、思ってもみなかった言葉が放たれます。

「雀丸くん。それじゃ無理だわ。今日の修行はいつも通り二重息吹での走法にしよう」

何がいけないのかわからない雀丸くん、どうしたらいいのか困惑してしまいます。

「天井に張付くの法」を教えてもらうためには、雀丸くんはどうしたらいいのでしょう。

忍者の体重管理

忍者はほっそりしていて、身軽にひょいひょい跳ねることができるイメージですよね。

とはいえ、身長にも体重にも個人差があります。

その中でも忍者の体重制限は “60kg” といわれていました。

これは米俵1俵分の重さです。

その昔、忍者は米俵を親指と人差指の二本で持ち上げる訓練をしており、これを行うことによって天井に貼付くための指の力を鍛えていました。

つまり、米俵より自分の体重が軽くなり、かつ、米俵を指二本で支えられるようにすれば、天井においても自分の体重を支えることができるというわけですね。

これをマトリクスで整理するとこうなります。

天井マトリクス

体重が60kg以下というのは、米俵を持ち上げられるようにするための条件です。

ですので、体重が60kg以上でも、米俵を指2本で持ち上げられるのであれば問題ありません。

ですが、体重が重いとそれだけ指の力が必要になってきます。

軽ければ軽いに越したことはないので、できる限り60kgに近づけていくのがよいでしょう。

BMIで見る当時の忍者の体型

“BMI”とは、現代において身長に対する体重から肥満度を測る指標として使われています。

「体重 ÷(身長 × 身長)」で算出し、値が “22” であれば標準です。

これよりも大きくなれば標準体重よりも肥満気味、下回れば痩せ気味という目安に使います。

昔の日本人は今の平均身長よりも低かったと言われていますので、60kgが太ってたか痩せていたのかを調べてみました。

03_日本人身長

古墳時代の人々が意外と身長高いのには驚きですね・・・。

戦国時代にフォーカスすると、日本人男性の平均身長は157cm。

このデータをベースに、体重:60kg ÷ (身長:157cm × 身長:157cm) で出した値は・・・

24.34!

“25”からが肥満なので、一応標準内には身を置いているものの、それなりに危ないやん!

当時の忍者達は、それなりにがっしりとしていたのかもしれませんね。

体重を60kgに寄せるもう一つの利点

そして60kgに体重を寄せるには、もう一つ利点があります。

屋敷への潜入時など、塀を登ったり地下から入ったりと様々な潜入方法がありますが、ひとつの潜入のセオリーとされているのは”町人が屋敷に収める年貢の米俵に隠れて運び込んでもらうこと” だったりします。

体重を60kgちょうどに限りなくよせることで “米俵に化ける” ことができるんですよね。

ちょっとでも重くても、軽くても、普通の米俵と重さが違うと、荷車から降ろすときにバレてしまいます。

一流の忍びになるためには、限りなく米俵の重さの60kgに体重を寄せて行く努力をしていきましょう!

 

身を絞り 重さを寄せる 米俵

関連リンク

参考文献:煙りの末(伊賀上野観光協会)
参照データ:社会実情データ図録
忍者かるた公式サイト:忍者かるた
企画・画像協力   :しころぐ

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