映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」の魅力に迫る
NARUTOの連載終了と特別編
先日、惜しまれながらも少年ジャンプでの連載が終了した”NARUTO”。
僕が中学生の頃に、ワクワクしながらコンビニで1巻を買ったことを覚えています。
あれから15年。
意外性ドタバタ忍者のうずまきナルトは、里をの危機を救い、立派な7代目火影となりました。
そして日向ヒナタとの間に2人の子、うずまきボルトとうずまきヒマワリを授かります。
本編の連載終了後、NARUTO外伝として、その後の木の葉の里が短期集中連載で描かれました。
外伝では”うちはサラダ”(サスケの子ども)が主人公で、ボルトは影が薄かったのですが、この映画への布石だったのですね。
その続編でまさに最終作となる “BORUTO -NARUTO THE MOVIE-。
Yahoo映画でのレビューも4.7点。
これってかなり高いってばよ!
岸本先生も「これでやっと休める」とインタビューでおっしゃってましたが、本当に休めるといいですね…。
新時代の申し子 その名はうずまきボルト!

時は流れ、映画の舞台はボルト達の忍者アカデミー中忍試験。
特別編連載でも描かれていましたが、日々火影の業務で忙しくするナルトは、ボルトを構ってやれません。
だんだんとグレていくボルト。
そこに ”科学忍法班” の甘い声がボルトを誘います。
果たしてボルトは自分の力で中忍試験を突破することができるのか?
そして影にうごめく脅威の敵の正体は?
新時代を担うボルト達に目が離せません。
劇場ではスクリーンから目が離せず、「シカマルの影縛りの術を喰らったんちゃうか?」と思いました。
ガッチャマンへのアンチテーゼ?

この映画のテーマは”親子愛”と”自己の力”でした。
ラクして最強忍術をポンポン発動できる便利ツールが出てきます。
どんなに面倒でも修行をし、自力で過去の自分を超えることが大事だ
というメッセージと捉えられるストーリーでしたが、
これは”科学忍者隊・ガッチャマン”への挑戦と捉えていいのでしょうか?
どんな手段を使ってでも任務を成功させなければならない忍者にとって、どちらが正義かは考えさせられるところです。
にしても、NARUTO vs ガッチャマン・・・燃えますね。
ハットリくんやタートルズ、カムイや赤影も混じって “忍者世界大戦” が催されたらいいんです。
しゃーんなろー!
なんか全体的にドラゴンボールを思い出す

少年で活躍していた主人公が大人になった世界を描く本作品。
詳しくは書きませんが、最後の技などドラゴンボールのセル編を思い出してしまいました。
でも悟空みたいな戦い大好きプータローとは違って、ナルトは大人になりましたね。
少し寂しくなるくらい落ち着いていました。
でも孤独だった少年時代のナルト、火影の父がいるボルトの対比をしながら描く親子の絆には、ホロっときます。
「自分、万華鏡写輪眼にかかってしまったんちゃうか?」と思われるほど嗚咽します。
ぜひとも劇場にて、新しい、そして最後のナルトをお楽しみください!
なお、ひとつだけ鑑賞にあたってアドバイスをするとすれば・・・
エンドクレジットが終わるまで絶対見るべし!!